韓国ドラマ「ワン・ザ・ウーマン(One The Woman)」を完走しました!
韓国ドラマ「ワン・ザ・ウーマン」は、悪をやっつける系のコメディで面白かったです。「熱血司祭」「キム課長とソ理事」系のドラマが好きな方は楽しめる作品だと思います。
韓国ドラマ「ワン・ザ・ウーマン」は、2022年10月現在、楽天VIKIかWOWOWで視聴可能な作品となっています。
この記事の筆者は第1次韓流ブームから韓国ドラマを視聴するようになった40代女性です。韓国ドラマ歴は約20年になります。
韓国ドラマは、Netflix・U-NEXT・Disney+ (ディズニープラス)・アマプラ・楽天VIKIなどの動画配信サービスで最新作を視聴する他、BSや地上波でもチェックしています。
ブログの記事は、韓国の公式サイトなどを見に行って情報収集をし、ほとんどの記事を実際に作品を観た上で書いています。
韓ドラ好きの筆者が情報をまとめているので、ぜひ参考にしてください!
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それでは、韓国ドラマ「ワン・ザ・ウーマン」の感想などを書いていこうと思います!
ワン・ザ・ウーマン(One the Woman)のあらすじ
韓国ドラマ「ワン・ザ・ウーマン」は2021年に韓国のSBSで放送された全16話のコメディです。
主人公は二人の女性。
「熱血司祭」のイ・ハニさんが一人二役に挑戦しています。
一人は賄賂をもらうのも厭わず、自分のポリシーに従って事件を解決&悪を成敗していく検事のチョ・ヨンジュ。(写真左)
そしてもうひとりは財閥の次男の嫁で自身も資産家の娘なのだけど、その出自のせいで虐げられた生活を送る専業主婦のカン・ミナ。(写真右)
検事はパーマ、主婦はストレートヘアで覚えておきましょう!
ある日、検事・ヨンジュは極秘潜入捜査のため、そして主婦・ミナは家のおつかいでオークション会場を訪れるのですが、実はミナはその日家出を計画しており、忽然と姿を消してしまいました。
ヨンジュはその日、たまたまミナとおそろいの高級スーツを着ており、逃走する犯人を追いかける中でミナに間違われて命を狙われてしまいます。
交通事故で頭を強く打ち記憶をなくしてしまったヨンジュ。しかもミナに間違われてしまったために、財閥の次男の嫁として生活を始めることに…
韓国ドラマ「ワン・ザ・ウーマン」は、こんなとんでもない設定から始まるコメディドラマでございます。
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ワン・ザ・ウーマンのネタバレあらすじ:ヨンジュが検事になった理由
ここからはネタバレです。
ヨンジュは実は暴力団の元組長を父に持つ女性です。
だからか、肝が座っていて、喧嘩もめっぽう強いです。
ヨンジュには、14年前のハンジュファッションの工場が家事になった日に最愛のおばあちゃんをひき逃げで亡くした過去がありました。
しかも、工場の家事は放火によるもので、父親が放火犯として捕まったため父親のことを深く憎んでいます。(父カン・ミョングクは無期懲役で刑務所に。)
警察がろくに捜査をしてくれなかったため、ひき逃げ犯も放火犯の真犯人も分からず仕舞いだったのですが、
その時の担当検事が事件を握りつぶしていたことを知ったヨンジュは、必死の思いで検事になり、担当検事のもとで働きながら事件の真相を探ろうとしていたというわけです。
で、その担当検事というのが
リュ・スンドク次長検事。(後に検事長に出世。)
彼はハンジュグループのハン・ヨンシク会長をはじめ各方面の財界人に便宜を図ることで金儲け&出世をしてきた男。
ヨンジュは彼の汚れ仕事を担当し、賄賂を受け取って便宜を図るのだけど、
裏では父親の弟分たちの助けを借りて、悪人どもを成敗するという独自の方法で罰を与えて来ました。
上には従順なふりして、実は正義を果たしていたということらしいです。もらった賄賂も悪人を罰するための経費として使っていた模様。
ちなみに、ヨンジュはソウル市内の豪華なマンションに住んでいますが、受け取った賄賂で豪遊しているわけではなく、
司法修習生時代の同期で検事のアン・ユジュンが資産家の息子で、彼の持ち家を格安で借りているからということらしいです。
そう、誰が何といおうと、あくまでもヨンジュは正義の検事なのです。(笑)
ワン・ザ・ウーマンのネタバレあらすじ:スンウクはなぜアメリカに?
ハンジュグループは、ハン・スンウクの祖父が起こした会社です。
本来なら長男の息子であるスンウクが後継者となっているはずでした。
でも、スンウクの父親のハン・ガンシク会長は14年前のハンジュファッションの工場火災で帰らぬ人に。しかも、真面目で堅実な経営者だったのに横領の罪を着せられてしまいました。
その状況を利用して、ハン・ガンシク会長の弟ハン・ヨンシクが会長になり、
甥のスンウクを韓国から追い出してしまったという外道っぷりを発揮。
この時点で、工場火災の犯人&ハンジュファッションの横領犯はハン・ヨンシク会長なのかな?と思いましたよね。
スンウク母は自分の夫が無実であることを知っていましたが、騒ぎ立てて息子の命が狙われるのは得策ではないと考え、息子を連れて裸同然で渡米。
ただ、アメリカで資産家に出会い、再婚。裕福な暮らしをしていたようです。スンウクは豊富な資産で元婚約者の実家であるユミングループの大株主になっていたのでした。
スンウク母、ナイス判断でした!
ワン・ザ・ウーマンのネタバレあらすじ:ヨンジュとミナは双子なの?
ヨンジュは記憶喪失なものの、セレブな生活ができると喜んでいましたが、待っていたのは家政婦のような生活でした。
(お金持ちになったと喜ぶ自分に違和感は感じなかったのか?というツッコミはちょっと脇においておきましょう!)
カン・ミナは財閥ユミングループの娘なのですが、愛人との間に出来た子供ということで実家からも嫁ぎ先からも虐げられた生活を送っていました。
しかし、ユミングループの家族たちが飛行機事故でごっそり亡くなり、カン・ミナは莫大な遺産を受け取れる立場になってしまいます。
ハン家の人々はこれまでの無礼な態度を改めなければならなくなったわけですが、
ただ、この人達はミナの財産をもそっくり奪おうと目論んでいて、ミナが何も出来ないように、ありえない量の家事を押し付け家に縛り付ける作戦に出ました。
ってこの餃子何人分やねんって全私がツッコみましたが。
(後でスタッフ全員で美味しく頂いたことでしょう。)
ただ、ヨンジュは自分の名前などの個人情報は忘れていますが、法律など仕事で身につけた知識はちゃんと覚えていて、持ち前の正義感なども色濃く残っていました。
カン・ミナが置かれた不当な立場にすぐに気づき、カン・ミナが戻ってきたときに彼女の居場所が以前よりもアップグレードされた状態で残るように頑張ることを決意します。
でもね、疑問が出てきますよね。
なんでヨンジュとミナはこんなに似てるの??って。
ユミングループの会長はパイプカットしてたから子供が出来たはずないのにミナが生まれた
なんてノ・ハクテチーム長のセリフもあったので、
もしかして、ヨンジュとミナは双子なの??と疑わざるを得なくて。
しかも、スンウクが過去のミナの発言と現在のヨンジュの発言に共通点を見つけたりするし、
本人に無断で行った遺伝子検査で親子認定されるし…
(このタイミングで双子説出されたら、話の収拾がつかなくなるから止めて〜!!って超焦りましたわ。)
あと、こんな大事な発表するなら、普通登壇前に書類確認するよね。
韓国ドラマあるあるですけど。
と、話がそれましたが、
これらは完全なるミスリードでございます。
二人は双子ではなく、ただの他人の空似。
似すぎているけど、本当にただ似ているだけということでした。
でもいろいろ盛り込みすぎずにシンプルに終わって良かったです!
スンウクが好きなのはヨンジュ?カン・ミナ??
スンウクはいとこに奪われた元婚約者のカン・ミナにずっと片思いしていた男ですが、ヨンジュと交流する中でヨンジュにどんどん惹かれていきます。
「魔法の粉」は冷蔵庫で保管。胸ポケットに常備。
しかも、カン・ミナに聞いて感銘を受けた言葉をヨンジュが発することに困惑するようになります。(双子説を疑う視聴者も困惑。)
スンウクはカン・ミナが初恋の相手だと思っていたけど、実は相手はヨンジュだったということが次第に明かされていくのも面白いですよね。
韓国人は初恋を大事にするよね〜。
ではなぜスンウクはカン・ミナに病院で出会ったと思いこんでいたかと言いますと、
14年前の火事の日にヨンジュのおばあちゃんは病院をたらい回しにさた挙げ句息を引き取ってしまいますが、息を引き取ったのがハンジュ病院だったんです。
そこにはスンウクの父親の遺体が運び込まれた場所でもあり、
たまたま同じ日に自殺未遂を起こしていたカン・ミナが入院していました。
おばあちゃんが亡くなった後、ヨンジュの洋服が血で汚れていたのを見かねた看護師さんが、ヨンジュに病院着の上着を貸してくれていて、
病院着に着替えて外の空気を吸いに行ったときにスンウクと出会ったため、ヨンジュはスンウクに入院患者と間違われてしまったと言うわけでした。
そして婚約者の写真を見て、病院で出会った女の子とカン・ミナが同一人物だと勘違いしてしまい、喜んでカン・ミナとお見合いしたというわけだったんです。
会話に食い違いが生じて、あれ??とも思ったものの、その後おじさんの策略によって国外追放されちゃったために、そのまま素敵な初恋として記憶に留まっていたようです。
ワン・ザ・ウーマンの犯人は誰?
で、気になる犯人なのですが、
私はずっとハンジュグループ欲しさに
ハン・ヨンシク会長がやらかしたのだとばかり思っていたのですが、
(そろそろこの俳優さんに若い頃の回想シーンをやらせるのは控えた方が良いと思うの(笑))
真犯人はこの人!
長女のハン・ソンヘでした。
回が進む毎にファッションもやばくなっていった気がするぞ。
最初は傍若無人な姑に正当に意見したり、一番の常識人に見えましたが、
父親からの長年続く不当な扱いに、かなり歪んだ女性に成長しており、
・ハンジュファッションの資金横領
・横領が見つかり前会長殺害(事故だったけど)
・帳簿を燃やすだけのつもりが工場火災に
・叔父を殺してしまった動揺で引き逃げ
・それらの隠蔽
・義妹殺し教唆
・義妹殺し未遂犯の殺害教唆
・実の兄殺し
とまぁ罪のオンパレード!
証拠隠滅のための汚れ仕事を全部この側近チョン・ドウにやらせておりました。
で、チョン・ドウはなぜ、ハン・ソンヘに忠実だったかと言うと、難病の妹がいて、ソンヘが入院費などを出してくれたりと支援をしてくれてたからだったんです。
でも、実はソンヘはチョン・ドウを忠実な下僕として手元に長くとどめておくために、妹に移植手術のチャンスが来るたびにそれを拒否してきた最悪な女でした。
その事実を知らせるとチョン・ドウが全て自白したので、ソンヘの罪が確定しました。
最後、ソンヘは自分が死んだことにして逃亡を図りますが、カン・ミナとして家事をやらされていたヨンジュが、遺体が身につけていた下着から本人でないことに気づき、逮捕に至るという流れが面白かったです。
ソンヘは最低過ぎますが、そんな風に彼女を育てた
この二人の責任も重いですわねえ。
お父さんは一生刑務所でスクワットやってなさい!って感じでした。
ワン・ザ・ウーマンの結末
ヨンジュとスンウクの結末
さて、上司リュ・スンドクにより不当解雇されたヨンジュ。
解雇無効で検事に復帰するのかと思いましたが、それまで復讐目的でがむしゃらに働いてきたことから、これからどうしたいのかゆっくり考えることにし、検事はそのままやめる事にしました。
スンウクはハンジュグループの会長に就任し、元の居場所を手に入れますが、経営は人に任せることにしたのかアメリカへ帰国。
ヨンジュはそれを追いかけるようにして渡米し、なんと弁護士資格を取得してスンウクと共に凱旋するというシーンでドラマの幕は閉じられました。
小○さんはなかなか合格しませんが、ヨンジュは優秀でございます。
二人が帰国した時、ヨンジュにそっくりな顔をした女がさっそうと歩いていくシーンが有りましたが、ただの匂わせ演出なようです。特にシーズン2の予定などはありません。
その他の人物の結末
整形して戻ってきたカン・ミナに関しては、はっきりと説明はありませんでしたが、離婚したのだと思います。
そして、ユミングループの役員の座に就き、マネーロンダリングにいそしむおばをしっかり牽制しておりました。
ヨンジュに片思いしていた検事アン・ユジュンは中央地検に配属され、まっとうな検事として働くようです。
ヨンジュの父は出所後弟分たちと刺し身屋で働くことに。2号店を出すほどに店は繁盛しています。
ハン会長を尊敬できないもののお金のために渋々働いてきたノチーム長は借金を完済してハンジュグループを退職。弁護士事務所を設立しました。
ハン会長の家族は、練炭配りのボランティアでイメージアップを図りながら、ハン会長の帰りを待つ日々。
そして実はハンジュグループの大株主だったキム理事は、
もしかしたら家政婦は辞めて好きに暮らしているのかもしれないです。
なぜ、ハン家にとどまり続けていたのか謎すぎましたが、彼女のおかげで色々と丸く収まったので、ま、いっか。
ワン・ザ・ウーマンの感想
韓国ドラマ「ワン・ザ・ウーマン」はイ・ハニさんのために作られたようなドラマだなと思いました。
「熱血司祭」の時とキャラがあんまり変わらないので新鮮味はないけど、水戸黄門的な根底に流れる安心感を感じ、最後までダレることなく完走。
で、長女ソンヘが回を増す毎に嫌いになったのですが、
普段はこんなに可愛らしいのかと思うと、女優ってすごいって思います。
それと、個人的に大好きなドラマ「恋愛体質」でカメオ出演していたアイドル女優さんがイ・ハニさんの子役だったのも良き。
さてさて、イ・ハニさんは今赤ちゃんが生まれて子育てに忙しい最中だと思いますが、
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また違うキャラクターでコメディドラマで復帰してもらえたらなあと思います!
以上、韓国ドラマ「ワン・ザ・ウーマン」の解説&感想でした。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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