未成年裁判のネタバレ人物考察と感想|未成年裁判は面白い! | 韓国エンタメライブラリー

未成年裁判のネタバレ人物考察と感想|未成年裁判は面白い!

未成年裁判
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韓国ドラマ「未成年裁判」の登場人物に焦点を当ててネタバレで考察記事を書こうと思います!



未成年裁判の基本情報

韓国ドラマ「未成年裁判」のキャストなど基本情報については別記事にまとめています。

キャストのプロフィールやインスタも紹介しているので、是非参考にしてください。

 

 

 



未成年裁判のネタバレ感想 未成年裁判は面白い!

未成年裁判は重たい?面白い??

これを観る前は、非行に走る子供たちの気持ちが理解できない判事が、むやみに厳しく審判していく話なのかな?と思っていたんです。テーマ的に観るのはしんどいかもしれないなあとも。

実際ウンソク(キャスト:キム・ヘス)は子供たちに厳しい態度をとるし、嫌悪感を隠さないし、さぁこれから彼女は子供たちとどんな攻防を見せるのかな?とちょっと構えて観始めました。

でも、ウンソクは子供が自分の犯した罪をしっかり反省し、二度と繰り返さないために何ができるのかをしっかり考えて行動する判事で、何より被害者や被害者の家族に寄り添う姿がとにかくカッコよくて、一気に彼女の考え方に共感させられてしまいました。

想像していたのと違って、良かった!!



未成年裁判は実話?

韓国ドラマ「未成年裁判」の第1話第2話で取り上げられている「ヨンファ小学生殺人事件」は、韓国で実際に起きた「仁川小学生殺人事件」がモチーフになっているそうです。

他にも、日本人にはピンと来なかったですが、受験生の試験問題流出事件など実際に起こりうるテーマが取り上げられており、自分ごととして捉えて観ることができた視聴者は多かったのではないでしょうか?

それにしても、更生施設が民間の力に頼っているという韓国の実情には驚きでしたね。少年審判に関わる人材ももっと増やしてほしいなと思いました。

D.P. 脱走兵追跡官」を視聴した時も思いましたが、このドラマを機に制度の見直しなどがなされたらいいなあと思います。



重いテーマでも面白く観れる仕掛けがたくさん

さて、韓国ドラマ「未成年裁判」ですが、

裁判シーンで子供がアホなこと言い出したら、目の前に立って「大事なことやからちゃんと聞いとけや!」と言わんばかりのウンソクの姿に、

出典:Netflix

大岡越前とか、遠山の金さんとか古き良き日本の時代劇ドラマを思い出したのは私だけでしょうか?

何が起きても、きっとウンソクが良きに計らってくれるという安心感がこのドラマの根底にはあったから、

韓国ドラマ「未成年裁判」は重たいテーマを扱ってはいるものの、常に希望があり、彼女に対する信頼感から最後まで面白く視聴できるようになってたと思います。



印象的なセリフ

取り上げられる少年犯罪が殺人や暴行だけでなく、試験問題の不正入手などいわゆる「非行」に分類されなさそうな分野の犯罪も含まれていたのが興味深かったです。(日本の受験制度と違うので、よくわからなかったですが。)

また、第5話のプルム回復センターのエピソードでの判決シーンで「家庭や環境は子供に影響を与えるが、犯罪の道を選ぶのは子供自身」「判決は子供に下したが、その重みは親も感じろ」という言葉が印象的でした。

韓国ドラマを見ていると、加害者がなんでもかんでも人や環境のせいにするのをよく見かけるんですよね。そこによくモヤモヤを感じていたのでそこがスッキリしたのが嬉しかった。

また、第8話のひき逃げ事件では、上司との方針の違いにより子供たちにしっかりと罪を償わせることができませんでしたが、

ウンソクはドソクが事故の瞬間自分を守るためでなく同乗者を守るためにハンドルを右に切っていたことを子供たちに教えることで反省を促すことに成功します。

ここからも、人や環境のせいにせず、自分のできることで最大限やれることをやる姿勢が伺え、人の在り方を問う仕組みがされてたように思います。

韓国ドラマ「未成年裁判」は脚本も素晴らく、本当に面白いドラマだったと思います。



十字架の演出に感動

私が気付けたすばらしい演出がありまして、

第9話の元夫イファン(キャスト:キム・ジュホン)がウンソクを訪ねて来て、追い返されるシーンなのですが、

出典:Netflixのキャプチャー

イファンの車に教会の十字架が写り込んでいるのです。

毒親から妻を全力で守らなかった罪、

我が子のことで理不尽な裁判をされても「法とはそんなものだ」と言って彼女の気持ちに寄り添えわなかった罪、

と自分がやってしまったことにようやく気付けた男が十字架を背負った瞬間を表しているようで、車が刑務所の独房のようにも見えてすごいなあと思いました。

このシーンを撮影するために、ウンソクの住む家のロケーションを考えたのかな?と想像するとゾクゾクしました。

私が気付けなかっただけで、他にもたくさんの仕掛けがこのドラマにはされていそうで、すごい。

こういう仕掛けを探しながら再視聴するのも面白そう。

では、ここからは登場人物に注目して考察していこうと思います。



未成年裁判のネタバレ人物考察:シム・ウンソク判事

シム・ウンソク判事のプロフィール

出典:Netflix

有名大学を卒業後、優秀な成績で裁判官に。海外研修に派遣されるほどのエリート。でもなぜか出世コースと外れた少年審判を担当している。

保護処分の中でも最も重い”10号”を下すことから、「10(シプ)ウンソク」というあだ名がついている。

労働組合からマークされるほどのワーカホリックで、寝食の時間を削ってでも仕事をしている。

水が主食っぽい生活をしながら、運動をして体力づくりしているのには矛盾を感じるけど、ランニングが彼女の唯一のストレス発散方法なのかも。



シム・ウンソク判事の人物考察

5年前に子供たちがマンションの屋上から遊びで落としたレンガに、一人息子が当たって死亡するという悲劇に見舞われ、それ以降、少年犯罪を強く嫌悪するようになる。

義母からは結婚当時からモラハラを受けていたが、夫から十分なサポートを得られなかったようで、子供の死亡をきっかけに離婚。

5年前の我が子を亡くした事件では、犯人である二人の子供の審判がたった3分で済まされるという理不尽な経験をしている。

その経験から、被害者とその家族の心の痛みを誰よりも深く理解しているため、被害者の写真を目の前に貼って、裁判の準備をするのが彼女の流儀。

家では食事をしない主義だが、息子を失った母親に弁当箱を返すために、わざわざ自分で作ったおかずを詰めて返すところに思いやりの深さを感じる。

ただ冷たいだけの女ではない。



未成年裁判のネタバレ人物考察:チャ・テジュ判事

チャ・テジュ判事のプロフィール

出典:Netflix

父親の虐待に耐えかねて、父親を殺そうとしたが未遂に終わったという過去がある。

ある判事との出会いをきっかけに更生し、大検合格を経て裁判官になった苦労人。

自身の経験があるので、少年たちに寄り添って親身に対応することができる。お世話になった釜山少年院に寄付を続けている。



チャ・テジュ判事の人物考察

準備中



未成年裁判のネタバレ人物考察:カン・ウォンジュン部長判事

カン・ウォンジュン部長判事のプロフィール

出典:Netflix

裁判官歴22年の大ベテラン。

マスコミを通じて自分の認知度を上げることに必死。政界進出も目論んでいる。

妻と息子が二人いて、息子たちはソウル大学への進学率の高い有名高校に通っている。

疲労回復は栄養ドリンク。



カン・ウォンジュン部長判事の人物考察

カン・ウォンジュン部長判事は、最初は自分の認知度を上げるために頑張る偽善的な人物であるかのようにミスリードされているのですが、

実は少年法改正のために5年の歳月を費やしてきたという熱血漢で、少年法改正という長年の夢を叶えるために政界進出を決めたということも明かされます。

奥さんの欲のためにその夢が絶たれたのに、奥さんには自分のせいだと罵られてとてもお気の毒でした。(まぁ、長男に対してひどい父親だったようで、彼に全く非がないわけではないのですが…)

ただ、息子が調査対象の高校に通っているなら、担当からまず外されるだろうに、その辺の設定が甘いなあと感じました。

シム・ウンソクの内部告発により、裁判官を続けることができなくなりましたが、手紙に書いた通りウンソクのことを恨んではおらず、ウンソクがピンチの時にナ・グニ部長判事に助力をお願いに来るなど、少年犯罪に必要な人材を守ろうとする、大きな視野を持った人物であることがわかります。

22年間裁判日誌を書き続けて来たというのもすごいですよね。

また、非行に走ったチャ・テジュが裁判官の道に進むきっかけになったのもカン・ウォンジュン部長判事だったことが発覚。

つくづく辞めさせるには惜しい人材だなあと思います。

ナ・グニ部長判事に会いに来た時、弁護士バッチを付けていたので、裁判所を退職後は弁護士として働いているようです。



未成年裁判のネタバレ人物考察:ナ・グニ部長判事

ナ・グニ部長判事のプロフィール

出典:Netflix

カン・ウォンジュン部長判事の退職後、新たに部長判事に着任した裁判官。意地悪な裁判官として有名。

審判はスピードが最も大事だと考え、感情的を持ち込むことをよしとしない。

昇降式のデスクを職場に持ち込み、書類仕事は立って行っている。

疲労回復はマカロンなどの洋菓子。



ナ・グニ部長判事の人物考察

カン・ウォンジュン部長判事が部下の内部告発により職を失ったことから、ウンソクのことを警戒し、初日からマウントとってくるやりにくい上司。

自分のやり方が一番正しいと思っていて、なんでも合理的に進めようとするタイプです。

でも、集団性的暴行事件の加害者が自分が5年前に審判した子供で、その被害者の母親がウンソクだったことを知ると、自分の裁判との向き合い方について反省するという素直な面もあり、ワンマンというわけではなさそう。

アイラインをばっちり引いていたり、立って書類仕事をしてるのは大好きなマカロンを食べるためのスタイル管理なのかもしれなくて、実は敢えてグレイヘアを選択した意識高い系女子なのかもと思うと面白い。



最後に

韓国ドラマ「未成年裁判」の登場人物についてネタバレで考察してみましたが、いかがでしたでしょうか?

あなたのドラマ視聴の参考になったなら嬉しいです。

最後までおよみくださり、ありがとうございました!




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