韓国ドラマ「復讐の女神」のキャスト一覧と原作、そして実際に見た感想を紹介します。
ミステリー小説の女王、アガサ・クリスティ原作「ミス・マープル」を韓国版に大胆リメイクしたドラマ「復讐の女神」は面白いのでしょうか?
では、早速みていきましょう!
復讐の女神(韓国ドラマ)とは
復讐の女神
(韓国語タイトル)미스 마:복수의 여신(ミス・マ:復讐の女神)
(英語タイトル)Ms. Ma, Nemesis
話数 (日)16話、(韓)32話
放送年 2018年
放送局 SBS
演出:ミン・ヨンホン
脚本:パク・ジヌ
原作:アガサ・クリスティ
キャスト:キム・ユンジン、チョン・ウンイン、コ・ソンヒ、チェ・グァンジェ
韓国語の原題は「ミス・マ 復讐の女神」となっています。ミス・マープルの韓国語版だからミス・マなのかな?(笑)
私が慣れ親しんでいるミス・マープルはイギリスドラマ版のジュリア・マッケンジーさん(声は藤田弓子さん)で、編み物をいつもカバンに入れて持ち歩いてるおばあちゃんというイメージが強かったため、韓国ドラマ版の若くて(といっても40代後半??)美人な感じに驚きました。
そして原作のような安楽椅子探偵ではなく、キャリアウーマンでアクションもこなす女性像として描かれています。
韓国版でも一応編み物はしていますが、自分のセーターや身の回りのものを編んでいる感じはなく、なぜ編んでいるのか謎です。
復讐の女神の監督・脚本(韓国ドラマ)
演出 | ミン・ヨンホン監督 | 「おバカちゃん注意報」 「私の婿の女」 |
脚本 | パク・ジヌ | 「ドクター異邦人」 |
復讐の女神(韓国ドラマ)の原作「ミス・マープル」とは?
韓国ドラマ「復讐の女神」の原作は、イギリスのミステリー小説の女王、アガサ・クリスティとなっています。原題は”Nemesis”で、アガサ・クリスティ最晩年の作品だそうです。
ミス・マープルは「名探偵ポワロ」に次ぐ人気キャラクターです。セント・メアリ・ミード村に住み、編み物や庭いじりが趣味な老嬢なのですが、事件が起きると自分の身の周りや村で起きた出来事に置き換えて考え、推理し、事件を解決するという役どころです。小説「復讐の女神」はアガサ・クリスティが書いた順番でみて、ミス・マープルの最後の作品となりました。
原題に使われているNemesis ネメシスとはWikipediaによると「ギリシャ神話に出てくる女神で、人間が神に働く無礼に対する神の憤りと罰を擬人化したもの」なのだとか。本来は「義憤」という意味らしいのですが、「復讐」とよく間違われるそうです。
ミス・マープルシリーズは、名探偵ポアロ同様映像化もされています。
私が観ていたのは、冒頭でも書きましたが、ジュリア・マッケンジーさん(声は藤田弓子さん)バージョン。
「復讐の女神」はそれよりも前に製作された、ジョーン・ヒクソンさん版のミス・マープルの2ndシーズンで映像化されています。こちらは2021年現在U-NEXTで視聴できるので、興味のある方はチェックしてみてください!
復讐の女神のあらすじ(韓国ドラマ)
ミステリー小説の女王、アガサ・クリスティの人気シリーズ女性探偵「ミス・マープル」の物語をドラマ化!
アガサ・クリスティーの人気シリーズ、女性探偵「ミス・マープル」のストーリーを題材にドラマ化した本作は、殺人のぬれぎぬを着せられた女性が、真犯人を追いながら様々な事件を解決していくストーリー。
『シュリ』(1999)のヒロイン役や、米ドラマ「LOST」(2004~2010)のサン役として日本でも有名なキム・ユンジンの韓国ドラマ復帰作!
少女が残酷な方法で殺される。殺人容疑で逮捕されたのは遺体の第一発見者であり実の母親。無実を訴えながらも無期懲役で投獄されてから9年。収容されていた医療刑務所から脱獄に成功した女を刑事のハン・テギュは彼女を追跡する。数カ月後、女はある町で推理小説家のマ・ジウォン(ミス・マ)として生活しながら、娘を殺害した犯人の情報を得ていた。そんな中、静かな町で事件が次々に起こる。ミス・マは自分と同じようにぬれぎぬを着せられ苦しむ人々のため、優れた推理力で事件を次々と解決する。
引用元:BS12「復讐の女神」公式サイト
脱獄? 他人になりすまし??
そんなこと本当に出来るの??って感じですね。
韓国版リメイクは、「鏡は横にひび割れて」などの名作のエピソードも盛り込まれた作品となっています。
復讐の女神のキャスト一覧(韓国ドラマ)
復讐の女神のキャスト:メインキャスト
役名 | 俳優名 | 役柄 |
ミス・マ | キム・ユンジン (一人二役) | 娘殺害の濡れ衣で服役中9年目で脱走 小説家になりすまし、娘殺害の犯人を探す。 |
ハン・テギュ | チョン・ウンイン | 9年前にミス・マの事件を担当した刑事 |
ソ・ウンジ | コ・ソンヒ | ミス・マの姪と名乗る女 ミス・マに協力しながら失踪した妹を探す |
コ・マルグ | チェ・グァンジェ | 元暴力団 昔使えたボス(イルグ)の介護をしている ミス・マの協力者 |
復讐の女神のキャスト:ミス・マの周辺人物
役名 | 俳優名 | 役柄 |
チャン・チョルミン | ソン・ヨンギュ | ミス・マの夫 |
チャン・ミンソ | イ・イェウォン (子役) | ミス・マの娘 9年前誘拐されたのちに殺害された |
ヤン・ミヒ | キム・ヨンア | ミス・マ事件の担当検事 |
復讐の女神のキャスト:ムジゲの人々
役名 | 俳優名 | 役柄 |
チャ・イルグ | トン・バンウ | 元暴力団組長 マルグの元ボス |
ペ・ドゥファン | シヌゥ(B1A4) | ムジゲ町交番の警察官 |
チョ・チャンギル | ソン・ジル | ムジゲ町交番の所長 |
パク・ジンスク | ムン・ヒギョン | ミス・マを慕う主婦 夫は弁護士 |
チェ・ウジュン | チェ・スンフン (子役) | パク女史の息子 |
オ会長 | ファン・ソクチョン | ムジゲ町文庫奉仕会会長 息子が裁判官なのが自慢 |
ヤン先生 | ユン・ソンア | ムジゲ町文庫奉仕会会計 |
ホン先生 | ユ・ジス | ムジゲ町文庫奉仕回総務 カード盗難事件をミス・マに解決してもらう |
イ・ミスン | ユン・ヘヨン | 日本語の先生 |
ホ・ジュヨン | イ・ミョンフン | ミスンの生徒 |
チェ・マンシク | パク・ユンヒ | ジンスクの夫 弁護士 |
ヨム・ウネ | スミ | ウジュンの家庭教師 朝鮮族 |
チュ・ボクスン | ソン・ジユン | ジンスク宅の家政婦 |
復讐の女神のキャスト:映画関係者
役名 | 俳優名 | 役柄 |
ソ・ソジョン | 女優 映画「巫女」の巫女役 | |
イ・ジョンヒ | ユン・ヘヨン | 9年前の事件を目撃した女優 映画監督を夫に持つ |
ソン・ジェドク | パク・ソングン | ジョンヒの夫 映画「巫女」「イノセンス」の監督 |
パク・ミョンヒ | パク・ジヨン | ジェドクの代理人 助監督 |
ク・ギベク | イ・スンヒョン | イ・ジョンヒとソ・ソジョンの所属事務所JDフィルムの社長 |
ペ・ヒジェ | キム・ソンファ | ジョンヒの元スタイリスト |
アン・ソンテ | イ・テヒョン | ヒジェの夫 マルグに借金がある |
チェ室長 | ソン・ジェドク監督のスタッフ | |
チョン・ユジョン | パク・ミンジ | 写真家 |
復讐の女神のキャスト:その他
役名 | 俳優名 | 役柄 |
チョン刑事 | イ・ハユル | テギュの部下 |
マ・ジウォン | キム・ユンジン (一人二役) | ミス・マとうりふたつな小説家 |
復習の女神の視聴率と評価(韓国ドラマ)
韓国ドラマ「復讐の女神」の韓国での評価は低いようです。
最高視聴率が4話の9.1%。最低視聴率は2.1%。
平均が5.9%でした。
SBSというキー局にしてはかなり低い数字となっています。
地上波ドラマ歴代最低視聴率10位にランクインしてしまったようです。
原因は野球の試合などとも言われていますが、助演俳優たちの演技がよくなかったとの評価が見受けられました。
復讐の女神(韓国ドラマ)は面白くない?ネタバレ感想
復讐の女神のネタバレ感想
私はミステリードラマが大好きです。アガサ・クリスティもポワロやミス・マープルなど観てきた方だと思います。
そして今回韓国ドラマがミス・マープルをリメイクすると知り、視聴率はあまり良くなかったものの、第1話が面白かったので視聴することにしました。
だけど、「鏡は横にひび割れて」や「予告殺人」などが中途半端に取り入れられることで本題が遅々として進まなかったり、登場人物が不自然に大事なことを言わないままに話が進んで、自殺したり殺されたりして謎を謎のままに引き延ばす演出にイライラしてしまいました。(一応最後までは視聴しました。)
引っ張る割には謎解きは雑だし、
もう途中で犯人が分かってしまってるのに、解決させる感じが伝わってこなかったり^^;
主演の女優さんや脇を固める俳優さんたちがとても魅力的だっただけに本当に残念でした。
正直言って、オススメできないドラマだと思いました。
復習の女神を最終回まで観た感想(ネタバレあり)
日本版の11話、韓国語版の22話までは視聴しながらあらすじ付きの感想を書いていたのですが、引き伸ばしな演出にうんざりしてしまい、感想を書くのをそこでやめてしまいました。(現在は非表示にしています。)
ただ、どのように終着するのかは気になったので、12話以降も一応視聴しました。12話は9年前の全貌が明かされ、なかなか面白かったのですが、
マ・ジウォン作家がミス・マと間違われて殺され、ミス・マに危険が及んでいるにも関わらずその事実をウンジがなぜかミス・マに言わなかったり、
ミス・マは夫が裏金を作ってどこかに上納してたり暴力振るったりという信頼できない男にも関わらず、相変わらず「娘を殺すはずがない」と頑なに信じていたり、
ハン刑事とウジュンがひき逃げされたり、
ハン刑事が無駄に死んだり、
とドラマティックに持っていこうとするいやらしい(と私は感じた)演出が多すぎて、観てるこちらはどんどん気持ちが離れていくのは相変わらずでした。
最終回、武術に長けたミス・マがヤン検事(キャスト:キム・ヨンア)を一発ぶん殴っておけば、ウンジも撃たれずにすんだでしょうしね^^;
一応ハッピーエンドって事で終わりましたが、色々引っ張った割に雑な終息を迎えた感は否めません。
最後まで観て思ったのは、正直言って主演女優さんたちがお気の毒な演出だったということに尽きます。これにめげず、また新しい作品でお目にかかりたいものです。
最後に 復讐の女神は面白くない
残念ながら「復讐の女神」はキャストの無駄遣いなドラマだったなあと思いました。
主演女優のキム・ユンジンさんは2022年にNetflixで配信される「韓国版ペーパーハウス」に出演されるようで、そちらに期待しております。

以上、韓国ドラマ「復讐の女神」のあらすじ、キャスト、視聴率、ネタバレ付き感想などの情報でした。
では、また!
