韓国ドラマ「復讐の女神」のキャスト一覧と原作、そして実際に見た感想を紹介します。
復讐の女神
(韓国語タイトル)미스 마:복수의 여신(ミス・マ:復讐の女神)
(英語タイトル)Ms. Ma, Nemesis
話数 (日)16話、(韓)32話
放送年 2018年
放送局 SBS
演出:ミン・ヨンホン監督
脚本:パク・ジヌ
原作:アガサ・クリスティ
キャスト:キム・ユンジン、チョン・ウンイン、コ・ソンヒ、チェ・グァンジェ
韓国ドラマ「復讐の女神」は、ミステリー小説の女王、アガサ・クリスティ原作「ミス・マープル」を韓国版に大胆リメイクしたドラマです。
この記事の筆者は第1次韓流ブームから韓国ドラマを視聴するようになった40代女性です。韓国ドラマ歴は約20年になります。
韓国ドラマは、Netflix・U-NEXT・Disney+ (ディズニープラス)・アマプラ・楽天VIKIなどの動画配信サービスで最新作を視聴する他、BSや地上波でもチェックしています。
ブログの記事は、韓国の公式サイトなどを見に行って情報収集をし、ほとんどの記事を実際に作品を観た上で書いています。
韓ドラ好きの筆者が情報をまとめているので、ぜひ参考にしてください!
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それでは、韓国ドラマ「復讐の女神」について早速みていきましょう!
復讐の女神のあらすじ(韓国ドラマ)
少女が残酷な方法で殺される。殺人容疑で逮捕されたのは遺体の第一発見者であり実の母親。
無実を訴えながらも無期懲役で投獄されてから9年。収容されていた医療刑務所から脱獄に成功した女を刑事のハン・テギュは彼女を追跡する。
数カ月後、女はある町で推理小説家のマ・ジウォン(ミス・マ)として生活しながら、娘を殺害した犯人の情報を得ていた。
そんな中、静かな町で事件が次々に起こる。ミス・マは自分と同じようにぬれぎぬを着せられ苦しむ人々のため、優れた推理力で事件を次々と解決する。
引用元:BS12「復讐の女神」公式サイト
韓国ドラマ「復讐の女神」は、女性探偵「ミス・マープル」のストーリーを題材にドラマ化した作品で、殺人のぬれぎぬを着せられた女性が、真犯人を追いながら様々な事件を解決していくストーリーとなっています。
「鏡は横にひび割れて」などの名作のエピソードが盛り込まれています。
韓国語の原題は「ミス・マ 復讐の女神」となっています。
ミス・マープルの韓国語版だからミス・マなのかな?(笑)
私が慣れ親しんだミス・マープルはイギリスドラマ版のジュリア・マッケンジーさん(声は藤田弓子さん)で、編み物をいつもカバンに入れて持ち歩いてるおばあちゃんというイメージが強かったため、韓国ドラマ版の若くて(といっても40代後半??)美人な感じに驚きました。
そして原作のような安楽椅子探偵ではなく、キャリアウーマンでアクションもこなす女性像として描かれています。
韓国版でも一応編み物はしていますが、自分のセーターや身の回りのものを編んでいる感じはなく、なぜ編んでいるのかは謎でした。
復讐の女神のキャスト ミス・マ役:キム・ユンジン
娘殺害の濡れ衣を着せられた実業家
服役9年目で脱走
小説家になりすまし、娘殺害の犯人を探す。
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キム・ユンジン
김윤진、金侖珍
1973年11月7日生まれ
168cm、A型
国籍:アメリカ
デビュー:1996年「화려한 휴가」
出演映画:『シュリ』『国際市場で逢いましょう』
出演ドラマ:「LOST」「溺れる女たち ~ミストレス~」「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」
キム・ユンジンさんはアクションも出来るかっこいい女優さん。
このドラマでもかなり体張ってます!
キム・ユンジンさん出演作では「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」がオススメ。
復讐の女神のキャスト ハン・テギュ役:チョン・ウンイン
9年前にミス・マの事件を担当した刑事
チョン・ウンイン
정웅인、鄭雄仁
生年月日:1971年1月20日
身長、血液型:180cm,O型
デビュー作:1996年「千一夜物語」
出演映画:『最も普通の恋愛』『シューティングガール』『ソウル・バイブス』
出演ドラマ:「君の声が聞こえる」「奇皇后」「刑務所のルールブック」「補佐官」「99億の女」「青春ウォルダム」「昼に昇る月」
チョン・ウンインさん出演作では「刑務所のルールブック」がオススメ。
復讐の女神のキャスト ソ・ウンジ役:コ・ソンヒ
ミス・マの姪と名乗る女
ミス・マに協力しながら失踪した妹を探す
細くてしなやかな体を持つコ・ソンヒさん。
インスタを観るとピラティスでボディメイクされているようです。
\\\ドラマ終了後に電撃結婚!///
復讐の女神のキャスト画像付き一覧(韓国ドラマ)
韓国ドラマ「復讐の女神」のキャストを画像付きで紹介します。
復讐の女神のキャスト:メインキャスト
役名 (画像出典:SBS) |
キャスト名 | 役柄 |
ミス・マ |
キム・ユンジン (一人二役) |
娘殺害の濡れ衣で服役中9年目で脱走 小説家になりすまし、娘殺害の犯人を探す。 |
ハン・テギュ |
チョン・ウンイン | 9年前にミス・マの事件を担当した刑事 |
ソ・ウンジ |
コ・ソンヒ | ミス・マの姪と名乗る女 ミス・マに協力しながら失踪した妹を探す |
コ・マルグ |
チェ・グァンジェ | 元暴力団 昔使えたボス(イルグ)の介護をしている ミス・マの協力者 |
復讐の女神のキャスト:ミス・マの周辺人物
役名 (画像出典:SBS) |
キャスト名 | 役柄 |
チャン・チョルミン |
ソン・ヨンギュ | ミス・マの夫 |
チャン・ミンソ |
イ・イェウォン (子役) |
ミス・マの娘 9年前誘拐されたのちに殺害された |
ヤン・ミヒ |
キム・ヨンア | ミス・マ事件の担当検事 |
復讐の女神のキャスト:ムジゲの人々
役名 (画像出典:SBS) |
キャスト名 | 役柄 |
パク・ジンスク |
ムン・ヒギョン | ミス・マを慕う主婦 夫は弁護士 |
チェ・ウジュン |
チェ・スンフン (子役) |
パク女史の息子 |
チェ・マンシク | パク・ユンヒ | ジンスクの夫 弁護士 |
オ会長 |
ファン・ソクチョン | ムジゲ町文庫奉仕会会長 息子が裁判官なのが自慢 |
ヤン先生 |
ユン・ソンア | ムジゲ町文庫奉仕会会計 |
ホン先生 |
ユ・ジス | ムジゲ町文庫奉仕回総務 カード盗難事件をミス・マに解決してもらう |
チャ・イルグ |
トン・バンウ | 元暴力団組長 マルグの元ボス マルグに介護されている |
ペ・ドゥファン |
シヌゥ(B1A4) | ムジゲ町交番の警察官 |
チョ・チャンギル |
ソン・ジル | ムジゲ町交番の所長 |
イ・ミスン | ユン・ヘヨン | 日本語の先生 |
ホ・ジュヨン | イ・ミョンフン | ミスンの生徒 |
ヨム・ウネ | スミ | ウジュンの家庭教師 北朝鮮出身 |
チュ・ボクスン | ソン・ジユン | ジンスク宅の家政婦 |
復讐の女神のキャスト:女優とその周辺人物
役名 (画像出典:SBS) |
キャスト名 | 役柄 |
イ・ジョンヒ |
ユン・ヘヨン | 9年前の事件を目撃した女優 映画監督を夫に持つ |
ソ・ソジョン | 女優 映画「巫女」の巫女役 |
|
ソン・ジェドク | パク・ソングン | ジョンヒの夫 映画「巫女」「イノセンス」の監督 |
パク・ミョンヒ | パク・ジヨン | ジェドクの代理人 助監督 |
ク・ギベク | イ・スンヒョン | イ・ジョンヒとソ・ソジョンの所属事務所JDフィルムの社長 |
ペ・ヒジェ | キム・ソンファ | ジョンヒの元スタイリスト |
アン・ソンテ | イ・テヒョン | ヒジェの夫 マルグに借金がある |
チェ室長 | ソン・ジェドク監督のスタッフ | |
チョン・ユジョン | パク・ミンジ | 写真家 |
復讐の女神のキャスト:その他
役名 (画像出典:SBS) |
キャスト名 | 役柄 |
チョン刑事 |
イ・ハユル | テギュの部下 テジョン東部警察署の刑事 |
ク・ソングン | クァク・ミンソク | テジョン東部警察署の所長 |
パク刑事 |
キム・ヨンウン | チョ・チャンギル所長の後輩 京畿道南警察署強行班チーム長 |
マ・ジウォン |
キム・ユンジン (一人二役) |
ミス・マとうりふたつな小説家 |
復讐の女神の監督・脚本(韓国ドラマ)
演出 | ミン・ヨンホン監督 | 「おバカちゃん注意報」 「私の婿の女」 |
脚本 | パク・ジヌ | 「ドクター異邦人」 |
復讐の女神(韓国ドラマ)の原作「ミス・マープル」とは?
韓国ドラマ「復讐の女神」の原作は、イギリスのミステリー小説の女王、アガサ・クリスティとなっています。原題は”Nemesis”で、アガサ・クリスティ最晩年の作品だそうです。
ミス・マープルは、アガサ・クリスティ作品の中で「名探偵ポワロ」に次ぐ人気キャラクターです。
セント・メアリ・ミード村に住み、編み物や庭いじりが趣味な老嬢なのですが、事件が起きると自分の身の周りや村で起きた出来事に置き換えて考え、推理し、事件を解決するという役どころです。
小説「復讐の女神」はアガサ・クリスティが書いた順番でみて、ミス・マープルの最後の作品となりました。
原題に使われているNemesis ネメシスとはWikipediaによると「ギリシャ神話に出てくる女神で、人間が神に働く無礼に対する神の憤りと罰を擬人化したもの」なのだとか。
本来は「義憤」という意味らしいのですが、「復讐」とよく間違われるそうです。
ミス・マープルシリーズは、名探偵ポアロ同様映像化もされています。
私が観ていたのは、冒頭でも書きましたが、ジュリア・マッケンジーさん(声は藤田弓子さん)バージョン。
「復讐の女神」はそれよりも前に製作された、ジョーン・ヒクソンさん版のミス・マープルの2ndシーズンで映像化されています。こちらは2021年現在U-NEXTで視聴できるので、興味のある方はチェックしてみてください!
復習の女神の視聴率と評価(韓国ドラマ)
復讐の女神の視聴率と使われた原作一覧(韓国ドラマ)
放送日 視聴率 原作 01話 2018.10.06 5.8% 02話 7.3% 03話 8.3% 04話 9.1% 05話 2018.10.13 5.3% 06話 6.1% 07話 6.3% 08話 6.6% 09話 2018.10.20 2.1% 10話 5.1% 11話 5.5% 12話 5.8% 13話 2018.10.27 5.4% 14話 6.3% 15話 6.4% 16話 6.9% 17話 2018.11.03 4.7% 18話 5.1% 19話 5.5% 20話 5.6% 21話 2018.11.10 4.5% 22話 4.8% 23話 5.2% 24話 5.3% 25話 2018.11.17 3.9% 26話 5.3% 27話 5.9% 28話 6.6% 29話 2018.11.24 5.4% 30話 6.4% 31話 7.4% 32話 8.6%出典:ニールセンコリア
韓国ドラマ「復讐の女神」の韓国での視聴率は、
・最高視聴率:9.1%
・最低視聴率:2.1%
・平均視聴率:5.9%
という結果でした。
復讐の女神の評価(韓国ドラマ)
韓国ドラマ「復讐の女神」の韓国での評価は低かったようです。
視聴率も、SBSというキー局にしてはかなり低い数字で、
地上波ドラマ歴代最低視聴率10位にランクインしてしまったようです。
原因は野球の試合と重なったからとも言われていますが、
韓国では助演俳優たちの演技がよくなかったとの評価が見受けられました。
復讐の女神(韓国ドラマ)は面白くない?ネタバレ感想
筆者が、韓国ドラマ「復讐の女神」を実際に観た感想を書こうと思います。
復讐の女神のネタバレ感想
私はミステリードラマが大好きです。
アガサ・クリスティもポワロやミス・マープルなど観てきた方だと思います。
そして今回韓国ドラマがミス・マープルをリメイクすると知り、視聴率はあまり良くなかったものの、第1話が面白かったので視聴することにしました。
だけど、「鏡は横にひび割れて」や「予告殺人」などが中途半端に取り入れられることで本題が遅々として進まなかったり、登場人物が不自然に大事なことを言わないままに話が進んだ挙げ句、自殺したり殺されたりして謎を謎のままに引き延ばす演出にイライラしてしまいました。
引っ張る割には謎解きは雑だし、
もう途中で犯人が分かってしまってるのに、解決させる感じが伝わってこなかったり^^;
主演の女優さんや脇を固める俳優さんたちがとても魅力的だっただけに本当に残念でした。
正直言って、オススメできないドラマだと思いました。
復習の女神を最終回まで観た感想(ネタバレあり)
日本版の11話、韓国語版の22話までは視聴しながらあらすじ付きの感想を書いていたのですが、引き伸ばしな演出にうんざりしてしまい、感想を書くのをそこでやめてしまいました。(現在は非表示にしています。)
ただ、どのように終着するのかは気になったので、12話以降も一応視聴しました。
12話は9年前の全貌が明かされ、なかなか面白かったのですが、
マ・ジウォン作家がミス・マと間違われて殺され、ミス・マに危険が及んでいるにも関わらずその事実をウンジがなぜかミス・マに言わなかったり、
ミス・マは夫が裏金を作ってどこかに上納してたり暴力振るったりという信頼できない男にも関わらず、相変わらず「娘を殺すはずがない」と頑なに信じていたり、
ハン刑事とウジュンがひき逃げされたり、
ハン刑事が無駄に死んだり、
とドラマティックに持っていこうとするいやらしい(と私は感じた)演出が多すぎて、観てるこちらはどんどん気持ちが離れていくのは相変わらずでした。
最終回、武術に長けたミス・マがヤン検事(キャスト:キム・ヨンア)を一発ぶん殴っておけば、ウンジも撃たれずにすんだでしょうしね^^;
一応ハッピーエンドって事で終わりましたが、色々引っ張った割に雑な終結を迎えた感は否めません。
最後まで観て思ったのは、正直言って主演女優さんたちがお気の毒な演出だったということに尽きます。これにめげず、また新しい作品でお目にかかりたいものです。
最後に 復讐の女神は面白くない
残念ながら「復讐の女神」はキャストの無駄遣いなドラマだったなあと思いました。
主演女優のキム・ユンジンさんは2022年にNetflixで配信された「韓国版ペーパーハウス」に出演されていて、そちらは全力でオススメします。
そして、コ・ソンヒさんの出演作ではコメディ「ガウス電子」が一押しです。
以上、韓国ドラマ「復讐の女神」のあらすじ、キャスト、視聴率、ネタバレ付き感想などの情報でした。
最後までお読み頂きありがとうございました!